短編マンガ

辛いときに現れる癒し系動物

 

癒し系動物など現れない

最近ツイッター見てて「肯定系キャラが多いなあ」とよく思います。丸くて可愛くって、肯定してくれるセリフを言ってくれる。現代人はみな疲れているんでしょうね。受け入れてくれるキャラ、許してくれるキャラを求めている。

悲しいかな現実にはひたすら肯定してくれる存在はそうそういません。それこそ神とか宗教の領域にいけばいいのかもだけど。そうではなく対個人として、すべてを受け入れてくれる存在なんて大人になったらまずいないですよね。

そのままでは愛されない

赤ちゃんのときはまるごとそのままの存在で愛された。泣いて笑ってうんこしてるだけで、カワイイカワイイと言われた。でも成長していくにつれて、そのままだけでは愛されなくなってくる。だから私たちは、言語を覚えて、あいさつを覚えて、手紙を覚えて、お世辞を覚えて。いろんな人とうまくやっていけるように矯正されていきます。

だからこそたまに「ありのままのアナタでいいよ」という言葉を吐かれると弱い。コロっと相手に心を開いてしまう。
でも家族とか親友とか、特に親しい人以外でそういうことを軽く言ってしまう人って何も考えていないか、こちらを騙そうとしてるかなんじゃないかと疑ってしまいます。

愛されたい欲をコントロールする

「愛されたい欲・認められたい欲」というのはみんなが持ってると思うんです。ただ大人になるというのは自分の「愛されたい」欲求をいかにコントロールできるか、ということなんだと考えています。ありのままの自分を100パーセント1人の人に認めてもらうというのは難しいと思うんです。それをやるとその相手がつぶれてしまう。

だからこそちょっとずつ自己を分散させていくことが大人のマナーであり、社会性を持つということなんではないでしょうか。色んなコミュニティをもってアイデンティティを分散させること。1人の人ではなく色んな人に依存すること。それが大人になるということの、ひとつのキーではないかなと思います。